第2回ミッキーの徒然コラム「甘酸っぱい恋」

ミッキー  2011.4.13

「うまかっちゃん」というインスタントラーメンをご存知でしょうか。
豚骨味のインスタントラーメンなのですが、こないだ、知り合いがそのうまかっちゃんを食べていました。
その瞬間、私は中学生の頃の土曜日の昼にタイムスリップしました。
私が中学生の時、よく母が町内会の集まりで留守にしていたので、
我が家では、毎週土曜日の昼食は簡単に出来る、うまかっちゃんを食べていたのです。

またある日、私はポテトチップスのコンソメ味を食べていました。
その瞬間、私は小学生の頃の日曜日の夕方にタイムスリップしました。
日曜日はいつも、八百屋のよしえちゃんちに遊びに行っていたのですが、そこで毎回出されるおやつが決まって、
ポテトチップスのコンソメ味だったのです。

「思い出には味がある」

では、恋の味はどうでしょう。
よくいわれているのが「甘酸っぱい恋の味」。
例えるなら、レモンスカッシュやクリームソーダ・・・。
ファーストキスも、しかりですね。レモン味、イチゴ味・・・。
どれも甘酸っぱさでいっぱいです。
90年代J-POP で例えるならば、「広末涼子」の「MajiでKoiする5秒前」といったところでしょうか。

もちろん私にもそんな時期がありました。
中学2年生の頃、ひとつ上の先輩に恋をしていました。
肉食女子の先駆けだった私は、猛烈にアピールをしてデートまでこぎつけたのです。
生まれて初めてのデート。
姉から借りたワンピースを着て出かけたのを覚えています。

デートはなんて事なく、ただ話をするだけであっという間に夕方になりました。
そろそろ帰らないと・・なんて思っていた時。
先輩がいきなり私を抱きしめたのです。
肉食女子といえど、まだまだウブだった私は硬直してしまい、しばらく動けませんでした。
今思うと、大人の階段をのぼる絶好のチャンスだったのかもしれませんが。(お父さん、お母さんごめんなさい)
異性に抱きしめられるという初体験にパニックになった私は、先輩を突き飛ばし、走って帰りました。
帰り道、田んぼで牛のうんこを何回か踏みました。
でも、そんな事気にしていられないほど頭の中が恥ずかしさとなぜか、怒りでいっぱいでした。

結局その先輩とは、それ以来話せなくなり、私の恋は終わってしまいました。
思春期にはよくある話です。
でも、あの時の私の恋は、確かに甘酸っぱかった。

そんな恋の味が・・・

乳酸菌飲料を飲んだ後に舌に残る違和感や、フォークで銀紙をさした後に口に入れてしまった時の不快感へと変わってしまったのはいつからなのでしょうか。
「国武万里」の「ポケベルが鳴らなくて」を聴いてため息をつくようになったのはいつからなのでしょうか。
抱きしめられると、間髪いれずに抱きしめ返すようになったのは・・・。

同じ甘酸っぱさでも、年齢を重ねるにつれ、胃液のような酸っぱさに変わっていってしまった気がします。

ただの呑みすぎかな。

せめて、キスだけはいつまでもレモン味でいたいので常にガムを持ち歩くようにしたいと思います。
ちなみに私のファーストキスの味は、サンマの缶詰の味でした。

やり直したい!!

おわり